登山も、サウナも、ご当地グルメも――。
1泊2日で“ぜんぶ楽しむ”大人の欲張り週末旅、できました。
関東近郊でしっかり歩けて、温泉で整えて、美味しいごはんで締めたい人へ。
筑波山、宝篋山の2つの山をめぐり、登山の達成感と温浴施設でのリカバリー、
そして地元食材を使った夜ごはんとビール工場見学まで詰め込んだ、欲張りなのに無理のない旅程です。
・初日は筑波山で本格登山→温泉ホテルでゆったり宿泊
・2日目は宝篋山&小町山をハイキング→ビール工場見学&居酒屋で乾杯
・レンタカー移動だから荷物の心配なし&移動もスムーズ

「どうせ行くなら、全部ちゃんと楽しみたい」
そんな人にこそフィットする、週末旅の完全プランを紹介します。
筑波山&宝篋山×サウナ旅|1泊2日モデルコース(レンタカー利用)
週末は、茨城の自然で“登って、ととのう”ご褒美旅へ。
1日目は日本百名山・筑波山を男体山→女体山と巡る周回ルートで堪能。
下山後はホテルの大浴場&サウナでしっかり整え、夜はゆっくり地元グルメを堪能。
2日目は静かな山並みが楽しめる小町山・宝篋山の周回コースを歩き、
最後はアサヒビール工場で試飲付きの見学ツアーも楽しめる、贅沢な1泊2日プランです。
1日目|筑波山登山とサウナで整う満足ルート
都内を出発し、レンタカーで薬王院コース登山者駐車場へ。静かな裏ルートからスタート。
薬王院コースから登り、男体山と女体山の二峰を踏破。展望と自然林を楽しめる変化に富んだ周回コース。
下山後は「つくばの湯 アーバンホテル」へ。大浴場・サウナ・外気浴でととのう2時間。
ホテル近くの施設で夕食&晩酌
整って食べて、すぐに就寝。翌日の登山に備えてしっかり休息。
2日目|小町山&宝篋山で静かな自然を満喫
朝食後、8:10にホテルをチェックアウトして出発。
車で「小町の館」へ向かい、登山の準備を整えます。
小町山 → 宝篋山をめぐる周回ルートを歩きます。
展望ポイントや歴史ある東城寺など、見どころ満載の静かな山旅。
登山後は守谷駅付近まで車で移動し、レンタカーを返却。
その後は電車と無料バスで工場見学へ。
守谷駅中央東口から14:30発の無料シャトルバスで移動し、アサヒビール茨城工場へ。
見学ツアーの最後には、できたてのスーパードライを試飲できます。
締めは「たたきの一九」で藁焼き料理と地酒を楽しむ晩酌タイム。
旅の思い出を振り返る、落ち着いた時間にぴったり。
そのまま電車で都内へ。21時前には自宅に戻れる安心スケジュールです。
筑波山と宝篋山ってどんな山?登山前に知っておきたい基礎知識
関東近郊の登山スポットの中でも、「自然・展望・アクセス・達成感」のバランスが取れているのが筑波山と宝篋山。この1泊2日のモデルコースでは、それぞれの山の個性を活かしたルートを巡ります。ここでは、登山前に知っておくと旅がもっと楽しくなる基礎情報を紹介します。
日本百名山・筑波山の魅力と特徴


標高877mと比較的低山ながら、関東平野を一望できる絶景と、筑波山神社を中心に古くから信仰を集めてきた歴史が魅力の山。男体山と女体山という2つのピークを持ち、山頂からの眺望はまさに圧巻です。
・ロープウェイやケーブルカーも整備されており、登山初心者から家族連れまで幅広く楽しめる
・古くから「西の富士、東の筑波」と並び称されるように、関東の名山として古くから親しまれ、信仰の対象にもなってきた山です
・登山ルートが豊富で、表登山道(筑波山神社コース)や裏登山道(薬王院コース)など、静かなルートも存在
本記事では、混雑を避けた裏登山口(薬王院コース)から男体山・女体山を周回するルートをご紹介します。
宝篋山と小町山|静かな山歩きが楽しめる茨城の里山


宝篋山(ほうきょうさん)は標高461mと控えめな高さながら、筑波山に勝るとも劣らない展望と、静かな自然林が魅力の里山。特に、小町山〜宝篋山を結ぶルートは、地元のハイカーからも人気の静かな周回コースです。
・筑波山を真正面に望む展望スポットが点在
・小町の館からスタートすれば、休憩所やトイレもあり初心者に優しい
・コース途中には歴史ある東城寺や、小さな滝、岩場などもあり、変化に富んだ山歩きが楽しめます
混雑しがちな筑波山とは対照的に、“静寂”を味わうことができるのが宝篋山の醍醐味です。
どちらも初心者OK?難易度と体力度を比較解説
項目 | 筑波山 | 宝篋山+小町山 |
---|---|---|
標高 | 877m | 約461m |
距離(本ルート) | 約8.5km | 約10km |
所要時間(休憩込み) | 約5時間 | 約5時間 |
累積標高差 | 約800m | 約800m |
難易度 | ★★★☆☆(中級) | ★★★☆☆(初中級) |
筑波山は標高877mまで一気に登る場面が多く、岩場や階段の続くコースはやや体力を使います。ルート自体はよく整備されており、ゆっくり登れば初心者でも問題なく登頂できますが、中級者向けの達成感ある山歩きといえるでしょう。
一方、宝篋山+小町山ルートは、標高こそ筑波山より低いものの、歩く距離はほぼ同等。道幅も広く、全体的に斜度が緩やかなため、“低山だけどしっかり歩きたい”人にちょうどいいコースです。
特に宝篋山はベンチやあずまやが多く、休憩ポイントが充実しているのが魅力。のんびりペースで歩きやすく、初級〜中級者にも人気の理由となっています。
どちらも整備されたルートを通るため、登山アプリ(YAMAPなど)を使えば道迷いのリスクも低く、安心してチャレンジできる日帰りコースです。
1日目|筑波山登山とサウナで整う満足ルート
週末1日目は、関東の名峰・筑波山を男体山→女体山と巡る王道ルートからスタート。静かな裏登山口から入り、登りごたえと絶景の両方を満喫したら、下山後はサウナ&温泉でしっかりととのい、夜は地元の名店で乾杯。心も体も満足できる1日になります。






アクセス|都内から薬王院登山口までの行き方と駐車場情報
都内から筑波山の薬王院登山口までは、車で約2時間程度。常磐自動車道の「土浦北IC」で下り、国道125号線と県道14号線を経由して向かいます。
薬王院コースを利用する場合は、「筑波山つつじヶ丘」側ではなく北西側にある静かな裏手の駐車場(薬王院登山者駐車場)を利用するのがポイントです。


- 駐車場台数:約20〜30台(無料・早めの到着が安心)
- ナビ検索:「筑波山 薬王院」または「薬王院登山者駐車場」
- 登山前トイレ情報:薬王院登山者駐車場には公衆トイレはありません。途中のコンビニや筑波山神社の駐車場(立ち寄り可)などで済ませておくのが安心です。
※表登山口より空いており、混雑を避けたい人におすすめです。
筑波山 男体山→女体山の周回ハイクを解説(薬王院コース)


登山スタートは、薬王院登山口から。登り始めは整備された森林道が続き、徐々に高度を上げながら男体山へ。


男体山山頂(871m)からは、筑波市街〜関東平野の大パノラマが広がる


その後は、標高877mの女体山へと縦走。
ゴツゴツとした岩場が続く道は、足元に注意が必要な場面もありつつ、変化に富んだ山歩きを楽しめます。
山頂に立てば、関東平野を一望するようなパノラマが広がり、思わず足を止めて深呼吸したくなる絶景が待っています。
- 距離:約8.5km
- 所要時間:約5時間(休憩込み)
- 累積標高差:約800m
- 難易度:★★★☆☆(中級)
舗装・整備された道が多く、初心者でも登山アプリを活用すれば安心して歩けます。
下山後の癒し|「つくばの湯アーバンホテル」で温泉&サウナ体験


たっぷり歩いたあとは、車で約30分の「つくばの湯アーバンホテル」へ直行。
筑波山エリアからのアクセスが良く、登山後すぐに温泉&サウナで疲れを癒せる貴重な宿泊施設です。
なぜ「つくばの湯アーバンホテル」がおすすめなのか?
他にも宿はある中で、「つくばの湯アーバンホテル」が登山後に選ばれる理由は以下の通りです。
① 登山者目線の最高導線
・登山口から車で約30分という立地で、下山後の移動が最小限。
・荷物を置いたらすぐサウナへ直行できるので、疲れを持ち帰らずその場でリセット。
② 宿泊者専用の“ととのい空間”
・日帰り施設のような混雑なし。静かな空間で心からととのえる。
・メトス社製のセルフロウリュサウナに、開放的な外気浴スペースも完備。
③ 翌朝はビュッフェでエネルギーチャージ
・登山翌日も元気に動き出せるボリュームと満足感
・和洋バランスよく揃った朝食ビュッフェが好評
空きがあるうちに、今すぐ予約!
週末や登山シーズンは予約が埋まりやすいため、早めの確保がおすすめです。
“下山後のご褒美”は、最初に用意しておくと安心です。
🚗 レンタカー予約もお忘れなく!
「下山後すぐ温泉」にスムーズに向かうためには、移動手段の確保も大切です。
当日の移動で疲れないよう、事前のレンタカー手配も合わせておすすめします。
筑波山からホテルまでは車で約30分とスムーズですが、公共交通機関を使うと2時間以上かかるうえに乗り換えも多く、登山後にはかなり負担になります。
そのため、レンタカーでの移動が最もコスパが良く、ストレスも少ない手段です。
スムーズに“ととのいタイム”へ入るためにも、移動手段の確保はお忘れなく。
ホテル近くの名店で夕食&晩酌|串焼き or イタリアン、あなたはどっち派?
筑波山登山と温泉でしっかり整った夜。
わざわざ遠くに出かけなくても、ホテル周辺には“とっておきの晩ごはんスポット”が揃っています。
今夜は、徒歩圏内で楽しめる2つの名店から選んでみては?
ビール片手に炭火焼きを頬張るなら|串焼 炎楽(徒歩約4分)


香ばしい炭火の香りが食欲をそそる、地元の人気居酒屋。
串焼きはねぎま・レバー・つくね・なんこつなど、備長炭で丁寧に焼き上げて提供されます。
- 串焼きで塩分チャージ&タンパク質補給
- 刺身や揚げ物などの一品料理も豊富
- 日本酒・焼酎・ビールも種類豊富で晩酌にぴったり
登山後の体に沁みる塩気と酒。
アットホームな空間で、カウンター越しにゆるっと楽しむ夜時間をどうぞ。
ワイン片手にゆったり味わうなら|クアドリフォリオ(徒歩約3分)


木の温もりと開放感のある空間で、本格イタリアンを楽しめる「クアドリフォリオ」。
素材の味を活かしたパスタや前菜、彩り豊かなドルチェまで、どれも丁寧な味わいです。
- 季節限定のおすすめパスタ(ホタルイカの肝クリームなど)
- 前菜・スープ・ブルスケッタなどの繊細な一皿
- アフォガートやキャラメルシフォンケーキなど、締めのデザートも充実
整ったあとの体と心を、さらに優しく包んでくれるような、穏やかな時間が流れます。
2日目|小町山&宝篋山で静かな自然を満喫
1日目の筑波山と温泉でしっかり整った翌日は、混雑とは無縁の里山ハイクへ。
小町山から宝篋山をめぐる周回ルートで、静かな森歩きと展望を楽しんだら、守谷でレンタカーを返却し、工場見学&晩酌まで満喫。心地よい疲れとともに、旅の締めくくりへ向かいます。
アクセス|ホテルから小町の館への行き方と駐車場
朝食付きプランを選べば、出発前に軽くエネルギーチャージ可能。
朝食を終えたら、8:10頃にチェックアウトして出発。


「つくばの湯アーバンホテル」から登山口となる「小町の館」までは、車で約20分。小町山のふもとにある駐車場(無料)に車を停め、身支度を整えて登山スタート。
小町山・宝篋山の周回ハイク(約4.5時間)










登山は、小町山 → 宝篋山をめぐる静かな縦走ルート。
自然豊かな森と、筑波山とはまた違う落ち着いた展望が魅力です。


小町山(361m):登山口からすぐに展望が広がる小ピーク


宝篋山(461m):山頂からは筑波山や関東平野を一望できる人気の絶景スポット
途中には、歴史ある東城寺やため池・棚田など、昔ながらの里山風景も広がり、のんびりとした山旅が楽しめます。
- 距離:約10km
- 所要時間:約5時間(休憩込み)
- 累積標高差:約800m
- 難易度:★★★☆☆(初中級)
下山後|守谷でレンタカー返却&アサヒビール工場見学


筑波山・宝篋山の登山を終えたら、13:30頃には「小町の館」から車で約30分、守谷駅周辺へ移動。
ここでレンタカーを返却し、旅の締めくくりとして「アサヒビール茨城工場」へ向かいます。
荷物は守谷駅のコインロッカーへ


アサヒビール工場見学の前に、まずは大きな荷物を守谷駅のコインロッカーに預けて身軽に行動しましょう。
最も便利なのは、関東鉄道常総線の改札を出てすぐ右前方、ドラッグストア入口前のロッカー。
ここには500円で使える大型ロッカーがあり、登山用リュックやスーツケースも収納可能です。
- 現金のみ対応(小銭の準備をお忘れなく)
- ロッカー数は限られているため、週末は早めの確保が安心です
そのほか、つくばエクスプレス改札横にもICカード専用ロッカーがありますが、大型サイズは非対応なので注意しましょう。
体験|アサヒビール茨城工場見学&できたて試飲(15:00〜16:20)


荷物を預けたら、守谷駅中央東口から14:30発の無料シャトルバスに乗車し、工場へ移動。
工場見学では、スーパードライの製造過程やこだわりを学べるだけでなく、見学の最後にはできたてビールを3種まで試飲可能!
登山と移動の疲れを癒す、最高の一杯を堪能しましょう。
ビール工場の見学は事前予約が必要です。最新情報は公式サイトをご確認ください。
🍶 晩酌は「たたきの一九」で藁焼き料理と地酒に舌鼓(守谷駅 徒歩圏)


ビール工場見学で心地よく酔い始めた体に、追い酒が飲みたくなる夜。
そんな旅の締めくくりにぴったりなのが、守谷駅近くの人気店「たたきの一九」です。
カツオや鶏の藁焼きをはじめ、香ばしさと旨味がぎゅっと詰まった炙り料理が充実。
茨城を中心に全国の銘酒が揃っており、“料理と酒をじっくり楽しみたい人のための晩酌スポット”として定評があります。
こんな人におすすめ:
・藁焼きの香ばしさを肴に、静かに酒を楽しみたい人
・登山・温泉・ビールを経て、最後は落ち着いた空間で締めたい人
・ひとりでも気兼ねなく入れる、雰囲気のいい店を探している人
登山・温泉・ビールと満喫してきた旅のラストにふさわしいのは、
派手さはなくとも、しみじみと満たされる晩酌の時間。
「たたきの一九」で、旅の余韻をじっくり味わう最後のひとときをどうぞ。
▶︎ ご予約はこちらから
ホットペッパーグルメで予約する
食べログで予約する
旅の費用まとめ|1泊2日でたっぷり楽しめてこの価格
登山・温泉・サウナ・地元グルメ・ビール工場見学まで詰め込んだ、満足度の高い週末旅。
でも、費用は意外とシンプル&手頃に収まります。
項目 | 金額(2名分) | 補足&予約リンク |
---|---|---|
🚗 レンタカー代 | 約20,000円 | 東京8:00出発 → 守谷14:00乗り捨て(乗用車) ※乗り捨て料約4,000円含む ▶︎ |
🍽️ 夕食① | 約8,000円 | ホテル周辺の人気店で選べる晩酌 ① 串焼 炎楽 ② クアドリフォリオ |
🍽️ 夕食② | 約8,000円 | たたきの一九 守谷店 ▶︎ ホットペッパーグルメで予約する / 食べログで予約する |
🚃 電車代 | 約2,000円 | 守谷 → 都内(1,000円 × 2名) |
🍺 ビール工場見学 | 2,000円 | アサヒビール茨城工場(1,000円 × 2名) |
この旅の魅力ポイント4つ
【移動ストレスなし】レンタカー移動で登山 → 温泉 → 食事がスムーズ。時間も体力もムダにしない!
【ととのい導線】登山口から約30分でチェックイン&即サウナ。汗をかいた分、ととのい倍増。
【選べる夕食】串焼き or イタリアン。気分で選べる「ご褒美ごはん」。
【宿泊も快適】サウナ・温泉完備の宿に朝食ビュッフェ付き。しっかり食べて2日目も元気に。
登山も、温泉も、食事も、
「どうせ行くなら、全部ちゃんと楽しみたい」。
そんな週末にこそ、このモデルコースがフィットします。
人気施設につき、宿泊・夕食はお早めの予約がおすすめです。
まとめ|「登って・整って・食べる」大人の1泊2日プラン


本記事では、茨城の名峰「筑波山」「宝篋山」「小町山」の登山に、温泉・サウナ・グルメ・ビール工場見学を組み合わせた、自然と癒しをたっぷり味わう1泊2日の旅プランをご紹介しました。
- 1日目:薬王院コースで筑波山を登頂 → 下山後30分で「つくばの湯アーバンホテル」へ直行し、サウナと露天風呂で完全回復
→ 夜は徒歩圏の居酒屋「串焼 炎楽」または「クアドリフォリオ」で晩酌と地元グルメ - 2日目:静かな稜線歩きが楽しめる小町山・宝篋山を周回 → 守谷でアサヒビール工場を見学 → 締めくくりは「たたきの一九」で藁焼き料理と茨城の地酒
筑波山からの絶景、宝篋山ののどかな風景、登山後すぐに整える温泉サウナ、そして地元の味覚とお酒。
「登って、整って、食べる」——すべての時間に満足できる週末が、ここにあります。
移動はレンタカーで快適に。アクセスしづらい登山口や飲食店も自由にめぐれて、行動の自由度が一気に広がります。